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ピル服用で外に出なかった卵子はいつ出るの?

ピルを服用することで生理サイクルが正常化し、また排卵を抑えることによって避妊の効果を得られるというものです。
そもそもピルの成分は女性ホルモンであり、この女性ホルモンを脳が感じ取ることによって妊娠している状態と錯覚します。
脳から卵巣に対しての排卵を促すための黄体ホルモンの分泌が抑えられ、その結果、卵子が排出されなくなります。
用法用量を守っていれば、妊娠の確率が極めて高くなる排卵日もなくなり安全な避妊ができます。
またメリットとして生理サイクルを正常化するほか、身体に与える影響はピルを服用可能な年齢で健康体であればほとんど問題ありません。

一方で排卵が起こらなかった卵子の行方はというと、結論から言えば身体に再吸収され体内に取り込まれます。
卵子は卵巣で作られているわけですが、この際に原始卵胞と呼ばれるものは生まれた時点で200万個ほどあります。
月経がはじまる思春期頃には約170万個から180万個が消滅して身体に吸収され、思春期と生殖年齢の頃には約20万個から30万個があります。
この原始卵胞を原料として卵子が作られるわけですが、排卵の有無にかかわらずそのまま減少し続けており、最終的に50歳頃に迎える閉経時にはなくなっていき生理そのものは起こらなくなります。
このためピルによって排卵が抑えられても、そもそも原料から卵子が作られないため身体への影響はなく、また使われなかった卵子も体内に吸収されます。

このような仕組みであるためピルを止めるとしたら、自然に元の状態に回復し生殖年齢期であれば通常に妊娠することが可能です。
また生理には個人差がりますが、これは体内で生成される女性ホルモンの量が影響しており遅れる人は周期的な女性ホルモンの分泌量が少なく、返って遅れないで早く来る人は女性ホルモンの分泌量が多い状態です。
生理そのものは女性器を健全に保つための生理現象ですから遅くても早くても身体にはよくないため一般に25日以内、38日以上の生理周期の人は生理不順であり、そこから来る身体の不調などはピルなどで治療することになります。

ピルは閉経まで飲んでもいいの?

生理痛などに悩む人にとって、ピルはとてもいい薬です。
毎月の予定も立てやすく、痛みもコントロールすることができるからです。
快適さに慣れると、毎月病院へ行って処方してもらうのが当たり前になるという女性も少なくありません。

そうすると、習慣として病院へ行き薬をもらうようになります。
本来の生理であれば45歳ころから生理が遅れるなどの閉経の兆候が見られます。
けれども、ピルを飲んでいると薬の作用によって遅れない状態になります。
飲み続ける限り、定期的に出血が起こるので、医師であっても閉経になっているのかどうかはわかりません。
閉経していてもピルを飲み続ける限り出血は起こるからです。

そこで、ひとつの目安として40代後半になったらピルの服用をいったん止めるという方法がとられます。
服用しなくても生理がくれば排卵しているということで、まだ閉経してないことが分かります。
この年代になってくると、体内の女性ホルモンの量が減少してきますが、ピルを飲むことで女性ホルモンが補われている状態になります。
いいことのように感じますが、女性ホルモン量が増えすぎた状態になってしまい、乳がんなどのリスクが高まります。

日本女性の平均的な閉経の年齢として50歳という数字があります。
50歳までに半数の女性が閉経するとも言われているので、この年齢が近くなったら1度ピルを飲むのを止めてみましょう。
止めて生理痛がひどく出るようであれば、またピルを再開するなど担当医と相談して服用をすることが大切です。
いつまでも飲み続けていると閉経したのかもわかりませんし、乳がんのリスクを高めることになってしまいます。
体のことを考えて服用するようにしましょう。